悶々

楮たちがすくすく空に伸びてきています。

さて、最近は今週に行われるプレゼンやもうすぐ村で初の任期満了になる仲間の隊員のその後のことなんかで、" 地域おこし協力隊 " とはについて考えることが多くなりました。

考えても結局は分からずじまいなのですが、とってもとっても協力隊ってのは難しいなとつくづく思います。

タテマエではなく本音を言えば、３年で地域をおこすことはできないし、この１年後の見通しだってさっぱりな私です。３年で地域おこしできるなら、もうたくさんの地域が豊かになっているはずです。協力隊なんていらないくらいに。

それでもこの村が好きで毎日楽しくて、疲れても、夏の湿った風の匂いとか、青々茂ってきた田んぼの稲たちとか、だるそうに飛ぶトンビとか、そういうのを感じたり。久しぶりに会うおばあちゃんとか、軽トラを鳴らして手を振ってくれるおじいちゃんとか。そういった些細な触れ合いがとても嬉しくて、それだけで頑張りたくなったり。そういうのを大切にしたいのです。

日々の活動が義務に感じたり、嫌々な気持ちで過ごすのはもったいない。そんなことのないよう、わからなくなったら立ち止まって、ちょっと自分と向き合ってみる。他人のことばは所詮他人のことば。参考になるものは拝借して、でもやっぱり自分には正直でありたい。

楽しく生きることを1番に、村のどこかでちょっとでも元気が生まれたら。今できることを、一緒になってできる人とやっていく。それくらいが丁度いいんじゃないかな、とこんな夜遅くに長々と自分を励ます私なのでありました。